大学の入学式が近づいてくると、「当日の服装や身だしなみをどうしよう」と考え始める方も多いのではないでしょうか。
スーツやセレモニースタイルを揃えるなかで、「ピアスはしていいの?」「どんなデザインなら式典の雰囲気に合うの?」と悩む方も少なくないようです。
高校までの制服生活とは違い、大学生になると身だしなみの自由度が一気に広がります。
だからこそ、「何をどこまでやっていいのか」の基準がわからないという方もいるかもしれません。
この記事では、大学の入学式にピアスをつけることの是非から、式典に合ったピアスのデザインや選び方、男女別のポイントまで幅広く取り上げます。
大切な入学式の日を、自分らしくかつ場の雰囲気に合ったスタイルで迎えるためのヒントをお届けできれば幸いです。
大学の入学式にピアスをつけても大丈夫?基本的な考え方を整理しよう
大学入学式のドレスコードとピアスの位置づけ
大学の入学式は、多くの場合「セミフォーマル〜フォーマル」に近い場とされており、一般的にはスーツやワンピース・袴などのフォーマルな装いで参加する方が多いようです。
こうした式典の場において、ピアスは「アクセサリーの一部」として認識されることがほとんどと考えられます。
高校の校則でピアスが禁止されていたという方にとっては、大学入学を機に初めてピアスをつける機会になる場合も多いかもしれません。
大学は基本的に身だしなみについての校則が存在しないことが多いため、ピアスそのものを禁止しているケースはほぼないと考えられます。
ただし、「禁止されていない=何でもOK」ではなく、式典という場の雰囲気や周囲への配慮を意識することが、社会人としての礼儀やマナーの第一歩にもなり得るでしょう。
ピアスは、選び方・つけ方によって「上品で洗練された印象」にも「式典の場に不釣り合いな印象」にもなり得るアイテムのため、デザインや素材を意識して選ぶことが大切かもしれません。
大学や保護者の目線から見たピアスへの意識
大学の入学式には、本人だけでなく保護者が同席するケースも多くあります。
また、入学式の式典中は教職員や来賓の方々の目に触れる機会もあるため、「どう見られるか」を意識することも一つの考え方かもしれません。
保護者の世代や先生・来賓の方々の中には、入学式のような改まった場でのピアスを好意的に見ない場合もあり得ます。
「自分が好きだからつける」という気持ちは自然なことですが、特に入学式という「初めて大学の場に立つ日」は、周囲に与える第一印象を意識するのも一つの賢い選択かもしれません。
ただし、現代では多くの大学生がピアスをつけており、華美すぎるデザインでなければ特に問題視されないケースがほとんどと考えられます。
「つけるかどうか迷っている」という方は、小ぶりで上品なデザインのものを選べば、式典の場でも自然に馴染む可能性があるでしょう。
入学式にNGになり得るピアスとはどんなもの?
大学の入学式でピアスをつける際に「避けたほうが無難」とされる可能性があるデザインや素材についても整理しておきましょう。
大きすぎるフープイヤリング・ドロップピアス
肩や顔周りに大きく揺れるタイプのピアスは、式典の場では少し目立ちすぎる印象を与えてしまう可能性があります。
フォーマルな場では、アクセサリーはあくまでも「主役の顔・服装を引き立てる脇役」として機能するものが好ましいとされることが多いようです。
ゴールドや大粒ストーンが複数使われた派手なデザイン
華やかすぎるピアスは、入学式というセレモニーの場よりも、パーティーやイベント向きのスタイルとして受け取られやすいかもしれません。
スカル・チェーン・ゴシック系のデザイン
個性的すぎるデザインのピアスは、入学式という場の雰囲気に合わない印象を与えてしまう可能性があります。
入学式は「新生活のスタートの場」でもあるため、この日だけは少し控えめなスタイルにするという選択肢も考えられます。
金属アレルギーに注意が必要な素材
入学式のような特別な日に、長時間つけ続けることを考えると、金属アレルギーが出やすい素材のピアスは避けたほうが安心かもしれません。
ニッケルを含む安価なアクセサリーは、アレルギー反応を起こしやすいとされることがあるため、シルバー・ゴールド・チタン・樹脂素材など、肌に優しい素材を選ぶのが無難かもしれません。
入学式前後でのピアスの解禁タイミング
大学生活においてピアスをつけることは一般的に問題ないとされますが、入学式という「最初の大事な日」に限っては、少し慎重に考える方もいるようです。
「入学式は控えめにして、入学後の普段の生活から徐々に自分らしいスタイルを楽しむ」という考え方も一つの選択肢かもしれません。
特にピアス穴を開けたばかりの方は、ファーストピアスの状態で入学式を迎えるケースもあるかもしれません。
その場合は、シンプルで目立ちにくいスタッドタイプの透明ピアスや肌に馴染む色のものをつけていくと、見た目にも配慮しやすいでしょう。
また、大学によっては医療系・教育実習系など、特定の学部や実習先で「アクセサリー禁止」のルールが適用されることがあるようです。
こうした学部の新入生の方は、入学後の学部のルールも併せて確認しておくことが大切かもしれません。
大学入学式のスタイルに合うピアスのデザインと選び方
女性の入学式スタイルに合わせたピアスの選び方
女性が大学の入学式でよく選ぶスタイルとしては、スーツ・ワンピース・袴などが代表的なものとして挙げられます。
それぞれのスタイルに合ったピアスの選び方を整理してみます。
スーツスタイルに合うピアス
就活を意識したリクルートスーツや、きれいめのカラースーツを着る場合は、控えめで上品なピアスが全体のバランスをとりやすいかもしれません。
パールのスタッドピアス(一粒パール)は、フォーマルな場における定番アクセサリーとして幅広く取り入れられており、スーツスタイルに特によく馴染む可能性があります。
シルバーやゴールドの小ぶりなスタッドも、清潔感とさりげないおしゃれさを両立しやすいデザインと言えるかもしれません。
ワンピース・セレモニースタイルに合うピアス
フォーマルなワンピースやセレモニードレスには、パールのスタッドや小ぶりなドロップタイプのピアスが品よく合わせやすいでしょう。
ただし、ドロップタイプは揺れる長さに注意が必要で、肩よりも大幅に下がるようなデザインは式典向きではない可能性があります。
2〜3cm程度の揺れのあるピアスであれば、華やかさと品位のバランスが取りやすいかもしれません。
袴スタイルに合うピアス
卒業式と同様に、入学式に袴を着用する方もいるようです。
和装には、小ぶりなパールや和モダンな雰囲気のデザインが馴染みやすいと言われることがあるようです。
つまみ細工や和風モチーフのピアスも、袴スタイルとの相性が良い可能性があります。
男性の入学式スタイルとピアスについての考え方
男性が大学の入学式でピアスをつけることについては、女性以上に意見が分かれることがあるかもしれません。
現代の若い世代を中心にピアスをつける男性は増えてきているとも言われていますが、入学式という式典の場においてはいくつかの点を考慮するとよいかもしれません。
男性の入学式ピアスに対する一般的な印象
入学式のような改まった場で男性がピアスをつけることに対しては、「個性的」「おしゃれ」と感じる方もいる一方で、「式典には合わない」と感じる方もいる可能性があります。
特に保護者同席の入学式では、保護者の世代からはやや目立つ印象を与える可能性があることも念頭に置いておくと良いかもしれません。
男性にとっての無難な選択肢
どうしても入学式にピアスをつけたいという男性の場合は、シルバーや黒のごく小ぶりなスタッドタイプが比較的式典に馴染みやすいと考えられます。
大きなリングや複数個つけるスタイルは、入学式という場では控えたほうが無難な可能性があります。
入学式だけはピアスを外すという選択も
入学式というのは「大学生活において最初に周囲の人々に見せる自分の姿」になる日でもあります。
「最初の印象は控えめにしておきたい」という考え方から、入学式の日だけはピアスを外すという選択をする方もいるようです。
素材・サイズ・デザイン別のおすすめピアス
入学式向けのピアスを選ぶ際の具体的なポイントとして、素材・サイズ・デザイン別の選び方を紹介します。
おすすめ素材
パール(真珠・フェイクパール)は、フォーマルな場においてもっとも定番的な素材とされており、清潔感と上品さを演出しやすい素材の一つです。
シルバー(シルバー925)は、どんな服装の色にも合わせやすく、肌への刺激も比較的少ないとされる素材です。
チタン・樹脂素材は、金属アレルギーが心配な方にとって安心して使いやすい素材として注目されることがあるようです。
おすすめサイズ感
スタッドタイプであれば直径4〜8mm程度、ドロップタイプであれば全長2cm以内を目安にすると、入学式の場でも自然な印象を保ちやすいかもしれません。
おすすめデザイン
一粒パールのスタッド、小ぶりなダイヤモンドカットのスタッド、繊細なフープ(直径1〜2cm以内)、シンプルなチェーンドロップなどが、入学式向けのデザインとして選ばれることが多いようです。
ピアスと合わせるアクセサリーのバランス感
入学式においてピアスをつける場合、他のアクセサリーとのバランスも意識することが大切かもしれません。
「アクセサリーのつけすぎ」は式典の場では目立ちやすく、せっかくの装いを崩してしまう可能性があります。
ピアスとネックレスの組み合わせ
ピアスとネックレスの両方をつける場合は、どちらかをシンプルに抑えることがポイントになるかもしれません。
例えば、パールのスタッドピアスには細めのシルバーチェーンのネックレス、または一粒パールのネックレスなどを合わせると、全体として統一感が出やすいでしょう。
ブレスレット・指輪との兼ね合い
スーツスタイルの場合は、ブレスレットや指輪は特に目立たせる必要がないかもしれません。
アクセサリー全体の数を少なく絞ることで、清潔感と品位が感じられるトータルコーディネートになり得るでしょう。
大学入学式のピアスにまつわる疑問とよくあるシーン別対応
「入学式にピアスは浮く?」という不安への対処法
「ピアスをつけていたら、入学式で浮かないかな?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
結論から言えば、小ぶりで上品なデザインのピアスであれば、入学式で目立って浮くということはまず起こりにくいと考えられます。
多くの大学生がアクセサリーを身につけて式典に参加しているとされており、ピアスそのものがNGというわけではないようです。
ただし、「他の参加者と比べて自分のピアスが華美すぎないか」を確認する意識を持つことが、不安を解消するための一つの方法になり得るでしょう。
鏡の前でスーツ・ワンピース・袴などの服装とピアスを合わせてみて、全体の印象を確認してから当日を迎えるのが安心かもしれません。
また、入学式当日に初めてつけるのではなく、事前に一度試着して馴染みを確認しておくことも有効な方法と言えるでしょう。
医療系・教育系学部の新入生が注意すべきポイント
大学の学部によっては、特定の実習や演習の場でアクセサリーの着用が制限されるルールが設けられていることがあるようです。
特に以下のような学部・学科の新入生は、入学後のルールについても事前に情報を集めておくことが大切かもしれません。
医療・看護・薬学系
病院実習や医療の現場では、感染予防の観点からアクセサリーの着用を原則禁止としているケースが多いとされています。
入学式当日はピアスをつけて問題ないとしても、実習が始まる頃にはピアス穴をふさいでしまうリスクがあることも理解しておくとよいかもしれません。
教育・保育系
教育実習や保育実習の場では、子どもの安全を考慮してアクセサリーを制限するルールが設けられているケースもあるようです。
実習先によってはピアスを含む全アクセサリーが禁止となる場合もあるとされています。
調理・食品系
食品を扱う実習の場では、衛生面から全アクセサリーの着用を禁止していることが多いようです。
こうした学部・学科に入学する方は、入学式のピアス選びと同時に、今後の実習生活も見据えた判断が必要になってくるかもしれません。
穴なしで楽しめるイヤリングという選択肢
入学式にアクセサリーとして耳元を飾りたいけれど、「ピアス穴がない」「就活に向けてピアス穴を開けるのはためらわれる」という方もいるかもしれません。
そうした場合には、ピアス穴不要で楽しめる「イヤリング」という選択肢があります。
現在市販されているイヤリングの中には、ピアスとほぼ見た目が変わらないスタッドタイプやドロップタイプのものも多く揃っているようです。
クリップ式・ネジ式・挟み込み式など固定方法も様々で、長時間つけていても外れにくいタイプも増えてきているとされています。
入学式という場に上品なイヤリングを合わせることで、ピアスと同様の耳元の演出が可能になる可能性があります。
「まずはイヤリングで試してみて、大学生活に慣れてからピアスを開けるかどうか考える」というスタイルも、一つの選択肢として検討できるかもしれません。
入学式後の大学生活でのピアスの楽しみ方
入学式が終わったあとの大学生活では、ピアスを含むアクセサリーについて基本的には自由に楽しめる環境が多いと考えられます。
ファッションと組み合わせながら、さまざまなデザインのピアスを日々のコーディネートに取り入れていくことができるでしょう。
サークルやアルバイトでのピアス事情
大学のサークル活動においては、特にアクセサリーへの制限がないケースがほとんどと言えるでしょう。
ただし、アルバイト先によっては「アクセサリー禁止」のルールが設けられているケースもあるため、バイト先ごとの規定を確認しておくことが必要かもしれません。
就職活動時期のピアス
大学3〜4年生になると就職活動が始まりますが、就活の場ではリクルートスーツに合わせた控えめなスタイルが一般的とされており、大きなピアスや派手なデザインは避けたほうが無難とされることが多いようです。
就活の面接・説明会などの場では、女性の場合は小ぶりなパールか外すスタイルが無難とされることが多く、男性の場合はピアスを外すのが主流とされることがあるようです。
「大学生活の間にいろいろなピアスを試して、就活前には方針を決める」という流れで考えるのも、一つの現実的な選択かもしれません。
ピアス穴を開ける場合のタイミングと注意点
大学入学を機にピアス穴を開けようと考えている方もいるかもしれません。
ピアス穴を開ける場合は、医療機関(皮膚科・形成外科)での施術が安全とされており、セルフピアッシングはリスクが高いとも言われています。
入学式直前に開けると、ファーストピアスの状態でセレモニーを迎えることになるため、できれば式典が終わってから落ち着いて開けるのが無難かもしれません。
大学入学式とピアスに関するまとめ
今回は大学の入学式におけるピアスについてお伝えしました。以下に、今回の内容を要約します。
・大学の入学式にピアスをつけること自体はほとんどの場合問題ないが、デザインや大きさへの配慮が重要である
・式典という場に合わない可能性があるのは、大きすぎるフープ・派手なストーン・スカルなどの個性的すぎるデザインのピアスである
・小ぶりで上品なデザインのピアスであれば、入学式でも浮かずに自然に馴染みやすい
・パールスタッドはフォーマルな場における定番のアクセサリーであり、入学式にも広く取り入れられている
・女性のスーツスタイルには一粒パールや小ぶりなスタッド、袴スタイルには和モダンなデザインが合わせやすい
・男性がピアスをつける場合は、小ぶりなスタッドタイプが式典の場に比較的馴染みやすい
・医療・看護・教育・食品系学部の新入生は、入学後の実習でのアクセサリー規定を事前に確認しておく必要がある
・金属アレルギーが心配な場合はチタン・シルバー・樹脂素材など肌に優しい素材を選ぶことが大切である
・ピアスと他のアクセサリーを合わせる際は、全体のバランスを意識してつけすぎないことがポイントとなる
・ピアス穴がない場合や就活を意識する場合は、ピアスと見た目がほぼ変わらないイヤリングという選択肢も活用できる
・入学式当日初めてつけるのではなく、事前に服装と合わせて全体の印象を確認しておくと安心である
・ピアス穴を開けるなら入学式後の落ち着いたタイミングが無難であり、施術は医療機関での対応が安全とされている
・就職活動時期には再びアクセサリーを控えるシーンが増えるため、大学生活の中でメリハリをつけた楽しみ方が現実的かもしれない
大学の入学式は、新しい生活のスタートを飾る大切な一日です。
ピアスを含むアクセサリーを上手に活用することで、式典にふさわしい清潔感と個性のバランスを表現できる可能性があります。
この記事が、入学式のコーディネート選びに迷っている方の参考になれば幸いです。

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