「ちょっとそこまで」という感覚で車を走らせる距離として、20キロという距離はひとつの目安になるケースが多いかもしれません。
通勤・通学・買い物・送迎など、片道10キロ前後の移動は日常的に発生しやすい距離のひとつとされています。
しかし、20キロ走るとガソリン代がいくらになるのかを正確に把握している方は意外と少ないかもしれません。
燃費や車種、ガソリンの種類によって費用は大きく変わる可能性があり、一概に「〇〇円」とは言い切れないのが現実のようです。
この記事では、ガソリン代20キロ分の計算方法や車種別の目安、さらに20キロの通勤・往復での月間費用の試算など、気になるポイントを幅広くご紹介します。
日々の移動コストを把握するための参考にしていただければ幸いです。
ガソリン代を20キロ分計算する基本の方法
ガソリン代を正確に計算するためには、いくつかの基本的な知識が必要とされています。
20キロ分のガソリン代を求めるための計算方法をまずは丁寧に整理してみましょう。
ガソリン代の基本計算式を確認しよう
ガソリン代を計算する際には、以下の基本式が使われることが一般的とされています。
ガソリン代=走行距離(km)÷燃費(km/L)×ガソリン単価(円/L)
20キロ走行した場合のガソリン代を求めるには、この式に数値を当てはめるだけで算出できる可能性があります。
たとえば、燃費が15km/L・ガソリン単価が170円/Lの場合は次のようになります。
「20÷15×170≒226円」
この計算から、燃費15km/Lの車で20キロ走った場合のガソリン代は約226円程度になる可能性があるといえます。
なお、この計算式に使う燃費は「実燃費」に近い数値を使うことで、より現実的な金額が出やすくなるとされています。
メーカーが公表するカタログ燃費(WLTCモード)は、実際の走行時よりも高く出る場合が多いとされているため、注意が必要かもしれません。
ガソリン単価についても、給油するスタンドや地域・時期によって変動する可能性があります。
最新のガソリン価格は価格比較サイトや近くのスタンドで確認することをおすすめします。
燃費別・20キロのガソリン代の目安一覧
燃費はドライバーごと・車種ごとに異なりますが、ここではいくつかの燃費パターンで20キロ走行した場合の費用を試算してみます。
ガソリン単価を170円/Lと仮定した場合の目安は以下のとおりです。
・燃費10km/L(旧型車・大型車など)の場合:20÷10×170=340円
・燃費13km/L(ミニバン・SUVなど)の場合:20÷13×170≒262円
・燃費15km/L(コンパクトカーなど)の場合:20÷15×170≒227円
・燃費18km/L(ハイブリッド車など)の場合:20÷18×170≒189円
・燃費25km/L(燃費優秀なハイブリッドなど)の場合:20÷25×170=136円
・燃費30km/L(最新の燃費優秀車など)の場合:20÷30×170≒113円
このように、燃費によって20キロ走行時のガソリン代はおよそ113円〜340円程度の幅になる可能性があることがわかります。
燃費のよい車ほど、走れば走るほどその差が積み重なっていくとされています。
これらはあくまでも目安の試算であり、実際のガソリン単価や走行状況によって変動する可能性があります。
ガソリン単価が変動した場合の20キロのガソリン代
ガソリン単価は原油価格や税制、為替レートなどの影響を受けて変動するとされています。
ここでは単価の違いによって20キロのガソリン代がどう変わるかも確認してみましょう。
燃費は15km/Lで固定した場合の目安は以下のとおりです。
・単価150円/Lの場合:20÷15×150=200円
・単価160円/Lの場合:20÷15×160≒213円
・単価170円/Lの場合:20÷15×170≒227円
・単価180円/Lの場合:20÷15×180=240円
・単価190円/Lの場合:20÷15×190≒253円
・単価200円/Lの場合:20÷15×200≒267円
単価が150円から200円に上がると、20キロあたりのガソリン代はおよそ67円増える計算になります。
1回の移動では大きな差に感じにくいかもしれませんが、毎日の積み重ねを考えると影響は決して小さくない可能性があります。
ガソリン価格が高騰している時期には、給油のタイミングを工夫したり、安価なガソリンスタンドを選ぶことも節約につながる可能性があるとされています。
レギュラーとハイオクで20キロのガソリン代はどう違う?
ガソリンには「レギュラー」と「ハイオク」という種類があり、一般的にハイオクのほうが価格が高い傾向があるとされています。
レギュラーとハイオクの価格差は、時期やスタンドによって異なりますが、1リットルあたりおよそ10〜15円程度の差があることが多いとも言われています。
たとえばレギュラー170円/L・ハイオク182円/L・燃費15km/Lで20キロを走った場合で比較してみましょう。
・レギュラー:20÷15×170≒227円
・ハイオク:20÷15×182≒243円
この場合、1回の20キロ走行で約16円の差になる可能性があります。
頻繁に乗る車でハイオク仕様の場合、月間・年間では無視できないコスト差になる可能性があるかもしれません。
なお、ハイオク仕様の車にレギュラーを入れると、エンジンへの悪影響が生じる可能性があるとされているため、車の取扱説明書に従った燃料選びが重要とされています。
20キロのガソリン代を車種別・シーン別に調査
20キロというのは決して長くない距離ですが、車種や走行シーンによってガソリン代に大きな差が生まれる可能性があります。
実際の生活に近いシーンごとに目安を整理してみましょう。
車種別に見る20キロのガソリン代の目安
車種によって燃費は大きく異なるため、同じ20キロでもガソリン代に差が出る可能性があります。
ガソリン単価を170円/Lとして、代表的な車種カテゴリ別の目安を試算してみます。
軽自動車
軽自動車は比較的燃費がよい傾向があるとされており、実燃費は18〜22km/L程度になるケースが多いとも言われています。
燃費20km/Lと仮定した場合、20キロのガソリン代は「20÷20×170=170円」程度になる可能性があります。
コンパクトカー
コンパクトカーの実燃費は15〜18km/L程度になることが多いとされています。
燃費16km/Lと仮定した場合、20キロのガソリン代は「20÷16×170=212円」程度になる可能性があります。
セダン・ミニバン
セダンやミニバンは車重が重い場合もあり、実燃費は10〜14km/L程度になることが多いとされています。
燃費12km/Lと仮定した場合、20キロのガソリン代は「20÷12×170≒283円」程度になる可能性があります。
SUV・クロスオーバー
SUVは車種によって燃費の幅が広いとされており、12〜18km/L程度まで幅広いようです。
燃費13km/Lと仮定した場合、20キロのガソリン代は「20÷13×170≒262円」程度になる可能性があります。
ハイブリッド車
ハイブリッド車は燃費性能が高いとされており、実燃費は20〜28km/L程度になるケースもあるとされています。
燃費24km/Lと仮定した場合、20キロのガソリン代は「20÷24×170≒142円」程度になる可能性があります。
旧型車・大型車
古い車や大排気量の車は燃費が悪い傾向があるとされており、実燃費8〜10km/L程度になることも少なくないとされています。
燃費9km/Lと仮定した場合、20キロのガソリン代は「20÷9×170≒378円」程度になる可能性があります。
一般道と高速道路での20キロのガソリン代比較
同じ20キロであっても、一般道と高速道路では燃費が異なる可能性があるとされています。
一般道走行の特徴
一般道では信号待ちや渋滞が発生しやすく、頻繁な加速・減速がエンジンへの負荷を高めるとされています。
そのため燃費が悪化しやすい傾向があると言われており、特に市街地の渋滞路では燃費が大きく落ちる可能性があります。
高速道路走行の特徴
高速道路では一定速度での巡行が可能なため、燃費が改善しやすい傾向があるとされています。
一般的に、高速道路での燃費は市街地走行と比べて15〜30%程度改善する可能性があると言われています。
ただし、高速道路では料金が発生することも忘れてはなりません。
20キロの高速道路利用では通常料金が数百円程度かかる可能性があるとされており、ガソリン代だけでなく合計コストで比較することが大切かもしれません。
渋滞の少ない一般道であれば高速道路と燃費に大差がない場合もあるとされており、ルート選択は状況によって判断することが重要かもしれません。
通勤で毎日20キロ走った場合の月間・年間ガソリン代
毎日の通勤で20キロ(片道10キロ往復)走る場合、月間・年間でどれくらいのガソリン代がかかるのかを試算してみましょう。
燃費15km/L・ガソリン単価170円/Lと仮定し、月間の出勤日数を20日とした場合の計算です。
・1日あたりのガソリン代:20÷15×170≒227円
・月間(20日分)のガソリン代:227×20=4,540円
・年間(12ヶ月分)のガソリン代:4,540×12=54,480円
年間にすると約54,000円程度のガソリン代がかかる可能性があることがわかります。
これに駐車場代・車の維持費・保険料などを加えると、マイカー通勤のトータルコストはさらに大きくなる可能性があります。
また、燃費の違いによって年間コストは大きく変わる可能性があります。
燃費10km/Lの車と燃費20km/Lの車とでは、同じ通勤距離でも年間で倍近くのガソリン代の差が生まれる可能性があるとされています。
通勤手段を選ぶ際には、ガソリン代を含めたトータルのコストで比較してみることをおすすめします。
買い物・送迎など日常の20キロ往復でのガソリン代
通勤以外でも、買い物や子どもの送迎など、日常的に車を使う場面は多いかもしれません。
片道10キロ・往復20キロという距離の移動が週に何回あるかによって、月間のガソリン代も変わってきます。
燃費15km/L・単価170円/Lで往復20キロ×週2回ペースで1ヶ月走った場合の試算は次のとおりです。
・1回あたりのガソリン代:20÷15×170≒227円
・週2回×4週=月8回
・月間ガソリン代:227×8=1,816円
週2回のペースでも月に約1,800円程度かかる可能性があります。
週3回や週5回になればさらに積み上がる可能性があるため、日常的な外出の回数と距離を把握しておくことも家計管理に役立つかもしれません。
なお、同じ買い物でも近くのスーパーと遠くのショッピングセンターを使い分けることで、ガソリン代の節約につながる可能性があります。
近距離の移動が多い場合は、自転車や徒歩などの代替手段の活用も検討の価値があるかもしれません。
ガソリン代を20キロ単位で節約するためのポイント
20キロという距離でのガソリン代を少しでも抑えるためには、日頃からの工夫が大切とされています。
燃費の改善から給油の工夫まで、節約に役立つポイントをご紹介します。
燃費改善で20キロのガソリン代を減らす運転術
燃費を改善することは、20キロ走行あたりのガソリン代を直接削減することにつながる可能性があります。
特別な投資をしなくても、運転の仕方を少し工夫するだけで燃費が改善する可能性があるとされています。
緩やかな加速・減速を意識する
急発進・急ブレーキはガソリンの無駄遣いになるとされています。
信号が見えたら早めにアクセルを緩め、エンジンブレーキを活用する走り方が燃費改善につながる可能性があります。
適切な速度での走行
一般的に時速60〜80km程度の走行が最も燃費のよい速度帯とされることが多いようです。
高速道路での急いだ走行は空気抵抗が増加し、燃費が大きく悪化するとされているため、法定速度内での走行が燃費面でも有利な可能性があります。
アイドリングを減らす
停車中のアイドリングはガソリンを無駄に消費するとされています。
信号待ちが長い場合や、車外で人を待つ場合などにエンジンを切ることで、燃費改善につながる可能性があります。
タイヤの空気圧を適正に保つ
タイヤの空気圧が低いと転がり抵抗が増え、燃費が悪化するとされています。
月に一度程度の頻度でタイヤ空気圧を確認する習慣をつけることが、燃費維持に有効とされています。
不要な荷物を積まない
車内に重い荷物を積みっぱなしにしていると、車体が重くなり燃費が悪化する可能性があるとされています。
普段使わない荷物は降ろしておくことで、燃費の向上が期待できるかもしれません。
ガソリン単価を下げる給油の工夫
同じ量のガソリンを入れる場合でも、単価を下げることでガソリン代全体を抑えられる可能性があります。
いくつかの工夫を組み合わせることで、20キロ走行分の実質的な費用を下げられるかもしれません。
価格比較サイトやアプリを活用する
「gogo.gs」などのガソリン価格比較サービスを利用することで、近隣の最安値スタンドを見つけやすくなる可能性があります。
リアルタイムに近い情報が掲載されているケースもあるとされており、給油前に確認する習慣をつけると節約につながるかもしれません。
セルフスタンドを活用する
フルサービスのスタンドよりもセルフスタンドのほうが単価が低い傾向があるとされています。
近くにセルフスタンドがある場合は積極的に活用することで、リットルあたり数円〜10円程度の節約になる可能性があります。
ポイントカードやアプリ割引を使う
各ガソリンスタンドのポイントカードや会員アプリを使うことで、リットルあたりの割引が受けられることがあるとされています。
またクレジットカードによっては給油時のポイント還元率が高いものも存在するとされており、組み合わせることでさらにお得になる可能性があります。
高値のタイミングを避ける
ガソリン価格は曜日や時期によって変動することがあるとされています。
一般的に火曜日・水曜日が比較的安い傾向があるという情報もあるようですが、地域やスタンドによって異なる可能性があるため、あくまで参考程度にとどめておくのがよいかもしれません。
20キロの移動をカーシェアや公共交通と比較する
マイカーでの移動が唯一の選択肢ではない場合、他の移動手段とのコスト比較をしてみることも有益かもしれません。
カーシェアリングとの比較
カーシェアリングは基本的に短時間・短距離の利用でコストパフォーマンスが発揮されるとされています。
サービスによって料金体系は異なりますが、20キロ程度の移動であれば時間・距離の組み合わせで500〜1,500円程度になるケースもあるとされています。
ガソリン代・駐車場代・保険料などがすべて込みの場合が多いとされており、車の維持費を払わずに済む点がメリットとされているようです。
公共交通機関との比較
電車やバスを利用できる場合は、20キロの移動でも300〜600円程度で済むケースが多いとされています。
通勤の場合は定期券を使えばさらに安くなる可能性があり、マイカー通勤と比較して月間・年間の費用差が大きくなる可能性があります。
自転車・電動アシスト自転車との比較
20キロは自転車で移動できる範囲としてはやや長めとされることもありますが、電動アシスト自転車であれば無理なく走れる距離の可能性もあります。
電動アシスト自転車の充電コストはガソリン代と比較するとかなり低く抑えられる可能性があるとされています。
こうした比較をすることで、自分のライフスタイルに最適な移動手段を選ぶ参考になるかもしれません。
会社への交通費申請で20キロのガソリン代を正確に計算する
マイカー通勤や社用車利用の経費精算において、20キロ分のガソリン代を正確に申請することが求められるケースもあるかもしれません。
1kmあたりのガソリン代の計算方法
会社への交通費申請では「1kmあたりのガソリン代」を算出することが多いとされています。
計算式は「1kmあたりのガソリン代=ガソリン単価(円/L)÷燃費(km/L)」で表されます。
たとえばガソリン単価170円/L・燃費15km/Lの場合、1kmあたり約11.3円となります。
20キロの場合は「20×11.3=226円」が計算上の申請額の目安になる可能性があります。
会社独自の支給基準に従う
会社によっては独自のガソリン代支給基準(1kmあたり○円)が設けられている場合があるとされています。
その場合は会社の規定に従った計算が必要になります。
非課税限度額に注意する
マイカー通勤の交通費には、国税庁が定める距離別の非課税限度額があるとされています。
通勤距離が2km以上10km未満であれば月4,200円まで、10km以上15km未満であれば月7,100円までなど、距離に応じた上限が設定されているとされています(金額は法改正等により変更される可能性があります)。
詳細については最新の国税庁の情報や会社の経理担当者に確認することをおすすめします。
ガソリン代20キロの計算と節約についてのまとめ
今回はガソリン代20キロにかかる費用の計算方法や車種・シーン別の目安について幅広くお伝えしました。以下に、今回の内容を要約します。
・ガソリン代は「走行距離÷燃費×ガソリン単価」の式で計算できる
・燃費15km/L・単価170円/Lの場合、20キロのガソリン代は約227円程度になる可能性がある
・燃費によって20キロのガソリン代はおおよそ113〜340円程度の幅になる可能性がある
・ガソリン単価が150円から200円に変化すると、20キロあたりの費用も約67円変動する計算になる
・レギュラーとハイオクでは1回の20キロ走行で約16円前後の差が生じる可能性がある
・ハイブリッド車や軽自動車は燃費がよく、20キロのガソリン代を抑えやすい傾向がある
・高速道路走行は燃費改善効果がある一方、料金が発生するため合計コストでの比較が重要
・通勤で毎日20キロ走ると、年間約5万円前後のガソリン代がかかる可能性がある
・急発進・急ブレーキを避け、適切な速度での走行が燃費改善につながる可能性がある
・タイヤ空気圧の適正維持や不要荷物の削減も燃費向上に有効とされている
・セルフスタンドや価格比較サイトの活用でガソリン単価を下げられる可能性がある
・ポイントカードやクレジットカード還元を組み合わせると実質的なコスト削減が期待できる
・カーシェアや公共交通との比較をすることで、より最適な移動手段を選べる可能性がある
・会社への交通費申請では1kmあたりのガソリン代を計算し、非課税限度額にも注意が必要とされている
20キロという距離は短く感じるかもしれませんが、毎日の積み重ねでは大きなコストになる可能性があります。
ガソリン代の計算式や車種別の目安を頭に入れておくだけでも、日々の移動コストへの意識が変わってくるかもしれません。
ぜひ今回の内容を参考に、燃費改善や給油の工夫を取り入れながら、無理なく節約を続けてみてください。

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